息子の判断がワンテンポ遅い、とずっと感じていました。
試合を見ていると、上手い子はボールを持った瞬間の判断が早いんですよね。
でも息子はというと、どこかもたついている…。
最初は気持ちの問題かなと思っていたんですが、本人に聞いてみるとどうやら違うみたいです。
「シュート狙えるかな、ドリブルいけるかな、パスした方がいいかな…って毎回全部考えてる」と言うんです。
なるほど、迷っているんじゃなくて、考える量が多すぎるんですね。
経験を積めば次第にわかってくるのでしょうが、最初にある程度整理してあげた方が、いいような気がしました。
そこで自分なりに「考える順番」を決めて息子に伝えてみたんですが、サッカー未経験の僕にはこれが合っているのかどうかわかりません。
そこでいろいろ調べてみると、指導の世界では「プレーの優先順位」という考え方が体系化されていることを知りました。
どうやら自分の考えはそれほど外れていなかったみたいです。せっかくなので、調べた内容をここにまとめておきます。
攻撃の優先順位とは
ボールを持ったとき、考える順番はシンプルに4つです。
- シュートを狙えるか
- ドリブルで前に進めるか
- 前にフリーな味方がいるか
- 全部ダメなら横・バックパス
順番に見ていきましょう。
① まずゴールを見る(シュート)
ボールを受けたら、最初にゴールを見る習慣をつけることが大事です。
シュートが狙える場面なのに、最初からパスやドリブルを考えてしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
上手い子の判断が早く見えるのは、この「まずゴールを見る」が染み付いているからだと思います。

② スペースがあればドリブル
ゴールが狙えなければ、次は前のスペースを確認します。
相手がいない空いているスペースがあれば、ドリブルで運んでいいです。
ここでのポイントは「抜けそうだから仕掛ける」ではなく、「スペースがあるから運ぶ」という発想です。相手を抜くことより、前に進むことが目的です。
なお、横や後ろへのドリブルはここには含みません。
いったん横に動いてスペースを探すこともありますが、基本的にはドリブルは前に進むときと覚えておくとシンプルです。

③ フリーな味方がいればパス
ドリブルで前に進めない場面では、前にフリーな味方がいないかを探します。自分より前にいて、プレッシャーを受けていない味方がいればパスです。
「前に出せるパス」が基本で、横や後ろへのパスは次の④になります。

④ 全部ダメなら横・バックパス
前が全部ふさがっているときは、横や後ろに下げます。
無理に前に行くよりも、いったん味方にボールを預けてやり直す方がずっといいです。
「下げていいんだ」とわかると、子どもは意外と落ち着いてプレーできるようになります。

全部の起点は「まずゴールを見る」
4つ並べましたが、一番大事なのは①の習慣です。
ゴールを見てから判断を始めることで、②③④が自然とスムーズになっていきます。
逆に言うと、ここだけ意識するだけでもプレーが変わるかもしれません。
おわりに
息子にこの優先順位を話してみたところ、内容は理解してくれました。
ただ、実際の試合となるとなかなかうまくいかないんですよね。
試合中はプレッシャーもあるし、判断に使える時間も練習のときより圧倒的に短いので、頭でわかっていても、体が追いつかないというか…。
見ていて気づいたのは、ボールをもらってから考えていては遅いということです。
ボールをもらう前に、ある程度「次どうするか」を考えておくことが大事なんじゃないかと感じています。
それって結局、ボールを持っていないときの動きや準備の話になってくるので、次回はそのあたりを調べてまとめてみようと思います。